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染物とは | 染料の種類 | 昔ながらの染色方法 | 最近の染色方法 | 染色方法とその種類 
1−13 染物とは
 染物とは、染料を使って布などに染めだしたもののことです。
 染物は日本の長い歴史のなかで培われた伝統芸術のひとつであり、職人の手によって、ひとつひとつ丹精こめて染め上げられます。現在は機械化にともない、染物を安価で大量生産できる時代となりました。しかし、手作りならではの味わい深い仕上がりを好む人はいまだ多く存在します。
 染物をつくるための染色方法はいろいろあります。「染色方法は印刷技術と深く関係がある」というと、分かりやすい人も多いのではないでしょうか。どのような紙(布)にプリントするか、どのようなインク(染色技法)で色付けをするか。この2パターンによって、染物の仕上がりや風合い、耐久性などが違ってきます。
 昔ながらの染色に比べ、現在は染色のスピード化が進み、注文を受けてから素早く、鮮やかな色合いを表現することができるようになりました。
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1−14 染料の種類
染物に用いられる染料は、天然染料と化学染料、顔料に分けられます。
(1)天然染料
植物の葉や茎・幹、または動物や虫、貝など、自然界にある天然の素材を原料にした染料のことを指します。
タデ科の一年草で、葉や茎から染料をとります。
コチニール エンジムシ(虫の一種)。えんじ色(濃い赤色)の元になります。
梔子(くちなし) アカネ科の常緑低木。果実が黄色染料として使われます。
(2)化学染料
人間の手で、科学的に合成されて作られた染料のことです。色数が豊富で、発色がよいことから、天然染料にかわるものとして使われることがあります。材質や染色技法などにより使い分けられます。
反応染料 セルロース繊維(綿、レーヨン等)、タンパク質繊維(絹、羊毛等)に使用されます。
分散染料 ポリエステル、ナイロン、ビニロン、アセテートなどの繊維に使用されます。
酸性染料 シルク、ウールなどの天然動物繊維や、ポリアミド繊維(ナイロン)などにも使用されます。
(3)顔料
水や油などに溶けない、色のついた粉末のことです。添加剤と一緒に水や油などで練ることによって、繊維に固着させて着色します。主に塗料や絵の具、印刷インクのことをいいます。
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1-14-2 昔ながらの染色方法
 昔ながらの染色方法は、糊やゴムなどの"防染材"を布に施して、色に染まらない部分を作ることで模様やデザインを形作るのが特徴です。
 糊を落とすときなどに水をたくさん使うので、公害問題が生じることがありますが、水洗い場を工場内に設けて、設備投資をして解決しています。
(1)藍染
織物を水に浸ける

絞ってからさらにじゅうぶん藍液に浸ける

引き上げる

好みの濃さに染まるまでに何度も浸ける

 藍染は、藍という植物を原料にするもので、長い歴史がある貴重な染色方法です。工程は、何回も染め上げるのが特徴で、濃紺色にするためには50回以上染め上げることもあります。
 たいへんな手間がかかるので高価になります。色落ちは激しいですが、日光に対して強く、高級感があるという特徴があるため、のれんによく使用されます。

(2)手糊置き染め・型糊置き染め(用途…国旗、町会旗、社旗、のれん、半天)
【手糊置き染め】
手糊置き染め
【型糊置き染め】
型糊置き染め
布に下書きをする(手糊置き染め)、または型紙を作る(型糊置き染め)

布に糊をひいていく(糊置き)

糊が乾いたあと、にじみを防ぐために豆汁や固着剤を塗りつける(地入れ)

色を指定の場所に塗っていく(色さし)

染料を布に定着させるために蒸す

糊を落とす(水洗い)

乾燥させて完成

 有名な「友禅染め」が代表的ですが、昔から一般的に使われている染色方法です。
糊を使って生地に色をつけていくのが特徴です。なぜ糊を使うかというと、布に糊を乗せていくことで色がつかないようにするためと、あえて色つきの糊を乗せることによって、逆に多彩な色をつけるようにするためです。
 まず、手糊置き染めとは、ケーキを作るときに使うクリーム絞りのような道具で、下書きした絵柄の上に糊引きをします。その後、染料を固着させるために布を蒸気で蒸し、水洗いをして自然乾燥します。すべて手作業のため、製作日数がかかります。
型糊置き染めとは、基本的には手糊置き染めと手順は同じですが、模様を彫りこんだ型版を使うのが特徴です。手糊では描けないようなデザインのものや、大量に染めたいときに適しています。
 どちらの染色方法も、手作りのあたたかみが残る作品になります。

(3)注染(ちゅうせん)(用途…浴衣や日本手ぬぐいなど)
【手糊置き染め】
注染
型紙を布の上に置く(型置き)

染めない部分(型紙の、穴の開いた部分)に糊をつける(糊付け)

染料を注ぎ入れ、下から吸い出す

糊を落とす(水洗い)

乾燥させて完成

 型紙を布の上に置き、糊をまんべんなく塗りつけます。その後、染料を上から注ぎ入れ、下から吸い出します。生地を裏返し、また同じ方法で染め上げます。そうすることで、裏表まったく同じ模様が表現できます。

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1-14-3 最近の染色方法
 昔ながらの染色方法に比べ、現在では技術の進歩に伴い、糊などの防染材を使うことなく、直接布に染料や顔料を付けて染める方法が一般的になってきています。
(1)シルクスクリーンプリント
用途…のぼり、のれん、横断幕、懸垂幕、ゼッケン、Tシャツ、トレーナー

スクリーン(絹などの素材)に、デザインを焼き付ける

スクリーンを枠に固定

インクを乗せる

インクをスキージ(ゴムへら)で押し付ける

完成

 シルクスクリーンプリントとは、孔版(こうはん)印刷の一種で、版に穴をあけてインクを刷り込んでいう印刷方式です。身近なものとして、「プリントゴッコ」を想像すると分かりやすいでしょう。
 絹(またはテトロンやナイロンなど)のスクリーンを枠に固定して、印刷に必要な部分以外のスクリーン目(繊維と繊維の間の穴)を塞ぎます。次に枠にインクを入れ、スキージ(ゴムへら)などで押し付けることで、インクがスクリーン目を通過して、下に置かれている布に転写できるのです。色数分(例えば、3色用いる場合は3回)を刷りつけると完成です。
 シルクスクリーンでは顔料が用いられます。紙やビニールの場合は油性顔料ですが、この場合は水性顔料を使います。水性顔料は、薄い色からプリントすると濃色が淡色のほうへ侵食してしまうので、濃色からプリントしなければいけません。
 スクリーン印刷の場合、版を一度作ってしまえば、同じものが何枚も印刷できるので、大量印刷に向いています。また耐光性に強く、色も鮮やかに染められ、雨で色落ちすることもありません。
 シルクスクリーンには、手動と自動、2つのパターンがあります。

★ハンド(手動)シルクスクリーンプリント
 ハンド(手動)スクリーンともいわれ、のれん(引幕)やのぼりなどに用いられる一般的なプリント方法です。
「長台」といわれる120cm×20m〜25mぐらいのプリント台を3列から4列に並べ、布地を固定して、型(版)を手動で移動してプリントします。その後、乾燥のため上に吊り上げます。

★オート(自動)シルクスクリーンプリント
 ハンドと違い型(版)を定位置に固定して、移動ベルトに布地を置きます。その後、コンピュータ管理のもとで自動的に布地が動き、プリントされます。乾燥室に入り整反(長さを整えること)されるまでの工程も、すべて自動的に行われます。

(2)オフセット転写プリント
用途・・・のぼり、のれん各種

専用シートにデザインや画像をプリントする

形に合わせて切り取る

熱転写して、布に貼り付ける

 アイロンの熱を利用して転写するアイロンプリントと、手法は同じです。
この転写方法は、写真やグラデーションなどの複雑なデザインにも対応可能なので、宣伝用のぼりなどで商品をクリアーに表現したいときに重宝されています。
 通常の顔料インキではなく、昇華性インキを使用します。印刷は逆版(左右、天地逆)でプリントして、熱転写します。約190度〜210度くらいの温度で転写することによって発色します。使用する布地は、現在のところポリエステル(テトロン)だけとされています。200度前後の熱を加えても変化が起こらないのは、現在ある素材の中ではポリエステルだけだからです。
 インクジェットと性能は一緒ですが、オフセット印刷の場合は大量印刷に向いています。
 現在ではカラー製品は、風合いが損なわれない「オフ転写」という方法が主流となっていますが、布に事前に表面処理をする「オフセット直刷」方法も、風合いはかたくなりますが、ポリエステルや綿、不織布など、どんな種類の布にも特殊印刷できるので重宝されています。

(3)インクジェット
最近主流になりつつある方法です。プリンタを使ってインクを拭きつけて出力します。
豊富な色を使用したいときでも、値段に関係なく印刷することができます。パソコンのソフトなどを用いてデザインを取り込み簡単に印刷できるので、小ロット(少数)の場合や、急ぎの場合にも適しています。また、製版する必要がないので安価で印刷できるというメリットもあります。
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1−15 染色方法とその特徴(まとめ)
特徴 適した製品
手糊置き 1枚でも安価で作れます。手作り感があります。 旗、高級のれん、神社・相撲のぼりなど
型糊置き 手糊では再現できないようなデザインや文字のものに向いています。型があるので何枚も作れます。 高級のれんなど
注染 耐水性があり、シンプルなデザインのものに向いています。裏表でまったく同じデザインにできます。 浴衣、日本てぬぐい、のれんなど
注染 手作り感と高級感があります。 のぼり、のれんなど
シルクスクリーンプリント 絵や写真を問わず、思い通りのデザインが可能です。大量生産するほど安価になります。 旗、のぼりなど
オフセット転写プリント いろいろな布に印刷ができます。複雑なデザインにも対応しています。ただし、ポリエステル素材のみ対応。 旗、のぼり、のれんなど
インクジェットプリント 少数のプリント・豊富な色を用いたい時に向いています。 浴衣、日本てぬぐい、のれんなど
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